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お菓子店の集客アップにつながる商品開発

お菓子店の集客をアップする効果的な方法の一つは商品開発です。他店にはない独自の商品を提供することができれば、それだけでお店の価値は向上しお客さんの注目を集めるようになります。

集客を拡大させるお菓子開発のポイントとは

一口に商品開発といっても、様々なポイントがあります。オリジナルなお菓子、ヘルシーなお菓子、地域性を取り入れる、手作り感を出す、季節限定のお菓子…などバリエーションが豊富です。自店の集客アップにはどのような方法が効果的なのか、具体的なお菓子開発のポイントを参考にしてみてください。

オリジナルなお菓子

菓子店の集客を上げる方法の一つは、オリジナルの商品を開発することです。他店にはない、自店でしか販売されていない商品を開発し販売すれば、お店の存在感が高まり、お客さんへのアピールになります。

「オリジナルより価格の安さで勝負すればいい」という考えは、大手企業を相手にする場合は通用しません。大手は安く大量に製造するための設備や機械を有していますが、小規模な菓子店で行う設備投資は規模が限られているからです。

となると、やはり自分の店でしか売られていない、オリジナルの商品を開発するしかありません。大手も真似できないような、魅力的な看板商品を生み出すことができれば、価格に関係なく「商品の力」でお客さんを引き寄せることができるでしょう。

ヘルシーなお菓子

ヘルシーなお菓子を開発することは、時流にマッチした効果的な方法です。なぜなら、近年、消費者の食に対する健康志向が高まっているからです。

日本政策金融公庫が行った「消費者動向調査(令和4年1月)」※によると、消費者の食に関する志向は「健康志向」が最も高く、他の項目「経済志向」「簡便化志向」を押しのけてトップになっています。これはつまり、消費者の多くが食に対して、「美味しい」だけではなく「健康」を求めているということです。

このニーズを理解したうえで、「美味しくてヘルシー」なお菓子を開発できれば、お店の価値は高まり集客しやすくなります。低糖質で低カロリー、でも味は美味しい!…そんな理想的なお菓子の開発をしてみましょう。

※参照元:(PDF) 消費者動向調査(令和4年1月)|日本政策金融公庫

地域性を取りれたお菓子

出店地域の特性を考慮したお菓子の商品開発も、ぜひ検討していただきたい方法の一つです。子育て世帯が多い住宅街、ビジネスパーソンが行き交うビジネス街、多様な人が集う繁華街など、地域に馴染む商品を開発することで、地元の人々に愛されるお菓子店になれます。

地域性を取り入れたお菓子といえば、長崎の「カステラ」、熊本の「こっぱもち」、兵庫・有馬温泉の「炭酸せんべい」、山梨の「うすやき」、千葉の「てんもんどう」、高知の「いもべらあずき」…等々、全国的にも事例が豊富です。いずれも土地の特産や文化性を取り入れたオリジナルのお菓子として人気があります。

店舗周辺がどのような地域性を持つのか、まずはじっくりリサーチしてみる必要があります。そして、その地域を象徴するようなモチーフを使用して「地域に馴染む」「地域に愛される」お菓子を創作してみましょう。

手作り感のあるお菓子

機械生産や既製品ではない、手作り感いっぱいのお菓子をラインナップに加えるのも、集客や売上につながる可能性があります。

例えば、雑貨の世界では、メーカー品や市販品ではない一点物のハンドメイド品を好む女性客が多いと言われていますが、お菓子の場合もこの図式が当てはまります。

ケーキでも和菓子でも、手作り感のあるお菓子は量産品にはない素朴さや温かみがあり、日ごとに変わる表情も魅力的で、年齢、性別を問わず誰からも親しみやすいといえるでしょう。

後は味のクオリティさえ確保しておけば、逆にオリジナル商品として自店の稼ぎ頭になれる可能性もあります。全て手作りにする必要はありませんが、少なくともメニューの一角を占める価値はあるでしょう。

季節限定のお菓子

日本のように四季のある国では、季節感のあるお菓子も人気があります。春限定の和菓子や秋限定スイーツなど、四季折々の旬の素材をモチーフにしたお菓子は栄養価が高いうえ、季節の様子が伝わってくるデザイン、イラストを施すことで、親しみやすく愛着も湧きやすいです。

単にお菓子を食べたいから買うというだけでなく、春が来たから…秋になったから…と季節ごとにそのお菓子を味わう「伝統文化」として定着させることができ、季節限定商品を通じてリピーターを獲得しやすいでしょう。

とりわけ、四季の変化が鮮明な日本においては、もってこいの商品開発方法といえます。

鮮度を売りにしたお菓子

小さな菓子店が大手に対抗するための商品開発としては、「鮮度を売りにする」という方法も有効です。お菓子に限った話ではありませんが、消費者が食品に求める大きな要素の一つには、鮮度があります。なるべく作り立て、出来立てホヤホヤのものを食べたい、と考えている人が多いのです。

大手の場合は、食品添加物を使用することで賞味期限や消費期限を引き延ばし、商品の作り置きを可能にしていますが、これでは鮮度をアピールすることはできません。

これと打って変わって、地域の菓子店では保存期間を長くするわけにはいきませんが、逆にその状況を利用して、賞味期限や消費期限を短くした「鮮度の高い=新鮮さの度合いが高い)」商品を売り出せば、消費者に作り立てのお菓子をアピールできます。

レストランになったつもりで、注文を受けてから作り始めて、最も新鮮な状態のお菓子をその場で振る舞う…それができればアピール度が高いですし、単価アップも容易になるでしょう。

原材料にこだわったお菓子

小麦粉、牛乳、卵黄、生クリーム、ショコラ等、原材料にこだわったお菓子を提供することで、消費者にオリジナルをアピールすることができます。洋菓子であれ和菓子であれ、ジャンルを問わず、原材料の内容や質というものが、お菓子の味や風味、出来上がりを左右するからです。

例えば、どら焼きはシンプルなお菓子ですが、使用する小麦粉を変えるだけでも、風味に大きな変化を与えます。シュークリームも、薄力粉に強力粉を混ぜることで、″ふんわり″に加えて「カリっ」とした食感を得ることができます。といった具合に、原材料へのアプローチは、オリジナル商品を生み出す土台となるのです。

地元の食材、国産、オーガニック、有機栽培の素材を使用するなど、様々なパターンがありますが、原材料へのこだわりはオリジナルを作るだけでなく、商品ラインナップを増やすことにもつながります。

集客を増やす開発した商品のPR

菓子店の集客力を高めるには、商品のPR活動も重要です。下記に効果的なプロモーションを紹介しますので、参考にしてください。

開発した商品の試食

新商品の試食は消費者にダイレクトにアピールできる効果的なプロモーションの手段です。店内での試食品販売や、インフルエンサーへの商品サンプリングの配布など様々な方法がありますが、新商品の味を直接知ってもらうことでアピール度が高まり、売上効果も期待できます。

SNSを活用

インスタグラム、ツイッター、フェイスブックなど、SNSも高いプロモーション効果が期待できるツールです。SNSは単なるコミュニケーションアプリに留まらず、種々の情報発信・収集ツールとして拡散力と影響力があります。上手く商品の魅力を伝えることができれば、売上アップ直結も可能でしょう。

魅力的なチラシの作成

チラシ広告はオーソドックスな手法ですが、現在も一定の効果が期待できるPR方法です。キャッチコピーや商品が魅力的に映る写真、イラストをチラシに配することで、より高いプロモーション効果が期待できます。

商品開発は売上げと集客を増大させる

菓子店の商品開発はメニューを増やすだけでなく、集客効果、リピーター獲得、ひいては売上拡大にも繋がる重要な施策です。オリジナルなお菓子や、ヘルシーなお菓子、地域性を取り入れたお菓子、手作り、季節限定商品など、他店に真似できない斬新な商品を開発することができれば、お店の存在感は一気に高まるでしょう。菓子店の経営を安定させたい、売上を拡大したいと思われる方は、ぜひ自店に合った方法で商品開発に取り組んでみましょう。

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