フードプリンターでオリジナル商品づくりに興味を持ったとしても、その設置や操作の詳しいやり方が分からず、うまく使えるか不安を覚える方もいるでしょう。ここでは、フードプリンターの使用方法に不安を覚える方のために、フードプリンターの使い方について分かりやすく説明していきます。
フードプリンターを導入するときはじめに用意が必要なのは、機械の設置スペースです。
フードプリンターは、卓上の機械として店の中に置くことを想定したものですが、その機械幅は想定よりも大きく感じるかもしれません。実際に機械に必要な幅を測り、どこにおけるのかを確認しましょう。
スマートフォンのみ対応する機種と、パソコンと接続する必要がある機種があります。
パソコンと接続してソフトを起動しレイアウト調節を行うタイプの場合、フードプリンターが対応可能なOSかも確認しておきましょう。もちろん、両方の機械がつながるべき電源と、設置スペースも必要です。
フードプリンター設置の準備が整ったら、フードプリンターの可食インクを確認します。可食インクはその名の通り食品なので、賞味期限があります。
さらに、保存方法はインクによって様々です。適切な管理がされているか、賞味期限に問題がないか、インクのカートリッジやボトルに異常がないかをまず確認しておきましょう。
パソコン操作が必要なフードプリンターには、専用のレイアウトソフトが付いています。レイアウトソフトで、印刷したい画像を選択し、配置も調節できます。ずれなく印刷を行うため、あらかじめ下地を印刷してプリンターの台に乗せる人もいます。レイアウトソフトは使いやすい仕組みにはなっていますが、自信がない場合は電話サポートか納品時の動作確認で対応するとよいでしょう。
フードプリンターの設置・設定が終わったら、印刷対象の商品を準備します。印刷したい商品の表面が極度にざらついていたり、色が濃かったりすると、きれいに印刷できなくなってしまう可能性があります。
そのような場合は表面をチョコレートなどでコーティングしたり、印刷に適した焼き方・表面処理を行うことで対応可能です。さらに可食シートやクッキー・チョコプレートなど別の素材に印刷することでも対応できます。
フードプリンターを使用して商品に印字した場合、すぐに販売可能です。また、販売直前まで冷凍保存しておくことも可能です。
印刷後数時間経過したときのにじみがどうなのか、実際に印刷して確認をしておくことで、クレーム防止につながります。
美しい印刷を期待しているお客様にとっては、印刷がにじんでしまったりよれてしまったりすると、せっかくの価値がなくなってしまうので、慎重な確認が必要です。
美しい印刷や、にじみにくい印刷を研究したり、適切なやり方を見つけるのが難しければ、メーカーのノウハウを聞いてみるのもいいでしょう。
豊富な印刷メーカーの経験から学ぶ
美しく印刷するためのノウハウ