フードプリンターは、食品や食べられる紙に精細な画像を印刷するもの。いわゆる精密機械なので、雑に扱えば壊れてしまうものです。食品用ではない、通常のプリンターも肝心なときに壊れてしまって困った経験が誰しもあるのではないでしょうか?ここでは、なぜフードプリンターが壊れやすいのかとその対策について解説していきます。
フードプリンターは、扱いやメンテナンスが雑だと壊れてしまう可能性があります。とはいえ、もちろんメーカーでは、修理対応のために保証期間が用意されています。例えば、マスターマインドの食品プリンターは購入日より1年間。SOKENの場合は購入日より6か月、ニューマインドも購入日より1年間の保証期間が用意されています。(メーカー資料より)
そもそもフードプリンターはなぜ壊れやすいのでしょうか?それは、構造上インクが詰まりやすかったり、インクを噴出するヘッドが劣化しやすかったりすることにあります。
たとえば、ピエゾ方式と呼ばれる印刷方式は、気泡が混じった時にノズルが詰まってしまいます。またサーマル式についても、ノズルの水分が蒸発して乾燥してしまうと、やはりノズルが詰まってしまいます。
ほかにも、サーマル式はヘッドが劣化しやすく寿命が短いので、印刷のトラブルが起きやすくなってしまうのです。(そのため、インクはカートリッジ方式がとられていることがほとんどです)
ただ壊れやすいものだと認識するだけでは納得しにくいもの。壊れにくい使い方はないのでしょうか?
故障を減らしながら使うためには、丁寧なメンテナンスをしながら使うことが大切です。ノズルが詰まっていないか、ヘッドに問題はないかという点は常日頃から確認しておくべきポイント。清掃や注油をこまめに行うことで、長寿命化を期待できます。
また、メンテナンスモードが用意されているフードプリンターなら、誰でも簡単にメンテナンスができます。
また、長持ちさせるための適切なメンテナンスの方法をガイドしてくれるメーカーもあります。フードプリンターはメンテナンスがなければ壊れてしまうということを前提として、日常的にどのようなメンテナンスをすればいいのか示してくれるメーカーの商品なら、安心して使うことができますね。
フードプリンターの故障は、長く頻繁に使っていれば避けられないものではあります。しかし、丁寧なメンテナンスをしながら使っていれば、その回数や頻度を減らすことは可能です。性能を維持し、商品のクオリティを安定させるためにも、ノズルやヘッドのメンテナンスは日頃から心がけるようにしましょう。