お菓子やお惣菜などの食品にマークを施す「フードプリンター」。フードプリンターを上手に使い、きれいにマークを入れるためのコツを解説します。
食品にマークを施すにあたり、最新のフードプリンターを導入していても印刷がズレていては台無しになってしまいます。ここで、印雑のズレを無くす方法をご紹介します。
フードプリンターできれいにマークがプリントされない原因の多くが、「印刷設定の間違い」だといわれています。フードプリントに失敗してしまうと、その食品を商品として提供することができず、無駄になってしまいます。特に、まとめて印刷する場合は失敗すると無駄が多くなってしまいます。印刷設定はプリント前に確認することで間違いを防げるので、必ずプリント前に細かく印刷設定を確認しましょう。
フードプリンターに何らかの不具合が生じている場合も、プリントがずれてしまう場合があります。搬送ローラーに異常がある、セットする部分の部品が破損しているなどの問題があると、正しくプリントされません。事前にフードプリンターの各部分に不備が生じていないかの確認も忘れずに。
食品をプリントする前に、テスト印刷を行うのと間違いがあっても食品を無駄にせずに済みます。印刷可能なものを使用してテスト印刷をし、正しくプリントできていることを確認した上で食品をセットして本番のプリントを行うとよいでしょう。テスト印刷の前にプレビューで印刷結果を確認すれば、2重で印刷のチェックができます。
テンプレートは、印刷したい食品の数量分のマス目データをつくり、マス目に合った画像データを用意するというもの。昇降テーブルに容姿をセットして、最初にマス目データをプリントし、その後マス目に合わせて食品をセットして、画像データをプリントします。このテンプレートを用意することで印刷のズレを防ぐことができますし、スピーディーにフードプリントを行えます。
テンションガイドは、プリント時に食品を置く位置が記されているシートのことです。テンションガイドがA4の場合は、A4以内の食品を印刷することができます。印刷範囲に収まる大きさ、または数の食品を印刷することが可能です。テンションガイドを使用することで、正しいフードプリントを行えます。テンションガイドは、フードプリンターによってついているものとついていないものがあります。
似顔絵ケーキをプリントしたいなら、アプリを活用するのが便利です。写真をアプリに読み込んで、似顔絵に加工したものを印刷できます。アプリのメリットは、似顔絵を手書きしなくてもアプリで加工して似顔絵をつくることができる点です。フードプリンターに可食シートをセットして、Wi-Fiでアプリとフードプリンターをつなぎ、印刷すれば似顔絵ケーキのシートが簡単にできてしまいます。アプリは画力がいらない上に低料金で活用できるので、少数のフードププリントを行いたい人におすすめです。