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フードプリンターの価格事情

フードプリンターの導入を検討するにあたって、やはり気になるのは価格のこと。プリンターの価格は、主にそのスペックによって変わります。個人向け、店舗向け、業務用で大きく価格は異なり、また印刷コストも変わってきます。導入する店舗や事業規模に合わせて、適切な価格帯の商品を選ぶための情報をガイドします。

フードプリンターの価格相場

(編集チーム調査。2021年11月時点。「上海虹工業」「バレル」は価格が確認できなませんでした)

個人向けフードプリンター

個人向けのフードプリンターは、主に可食シートに印刷するタイプの簡易な作りになっていて、家庭でも導入しやすい価格帯です。たとえばSOKENの生産している家庭用のものは、4万4,000円(税込)。

ニューマインドが出している可食シート印刷用のフードプリンターは、14万800円(税込)です。

ただ、個人用のものは、販売されているとはいえまだ商品数が少なく、価格はまばらな印象もあります。

店舗向けフードプリンター

家庭用と比べると、価格は大きく変わりますが、性能も大きく上がります。たとえばSOKENのフードプリンターは29万7,000円(税込)、マスターマインドのMMP-F330だと、参考価格160万円です。価格に大きな開きがあるのは、その機械のスペックや細かい作りが異なるため。

全体的に、個人向けよりは効率よく印刷できるものの、精度や耐久性の高いものとなると、費用もさらに上がります。ただし可食シートの不使用・インク価格の低減などにより、商品1つ当たりの印刷コストは大きく下がるので、大量生産の見込みがあれば高額なフードプリンターを購入しても、すぐに回収できる可能性があります。

店舗向けフードプリンターの
スペックとコスト比較をする

工場用フードプリンター

工場用・業務用フードプリンターの場合は、工場のラインに組み込んで使うものであれば仕様によって価格が変わります。

価格の公開がされていないため、価格相場を算出するのが難しいところですが、大まかな目安としては数百万から1000万円台を考えておくとよいでしょう。

フードプリンターの印刷コスト

クッキー1枚あたりの印刷コスト

クッキー1枚あたりの価格としては、小型店向けのフードプリンターであれば3.6円くらいが目安となります(SOKENFL200の場合)。一方、1枚あたり1円未満で印刷できるメーカーもあります(マスターマインドMMP-F330の場合)。

大型のフードプリンターなら一度に広い範囲へ印刷できるので、まとめて数多くの枚数へ印刷が可能。そのため時間・費用とも高効率になるのです。

大量に生産・販売する場合は、数円単位とはいえ、インクコストの計算も慎重に行う必要があるでしょう。

マスターマインド:2021年10月電話調査による。直径5cmに20%画像を印刷した場合のコスト。参考価格:合成色素インク200ml 6200円(税込)
SO-KEN:公式サイトの記載「丸型クッキー4cmをA4サイズの印刷可能範囲内に最大24面配置し、フルカラーでロゴを印刷した場合のコスト 3.6円」から参照。 参照元:コンパクトフードプリンタ(http://soken-creative.com/?pid=152980289)

クッキー印刷におすすめなフードプリンターの
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ケーキ1台あたりの印刷コスト

ケーキ1台あたりの価格としては、小型店向けのSOKEN社のFL200であれば、1台あたり163円が目安となります。それに対して、店舗向けから業務用まで汎用性のあるマスターマインドMMP-F330であればケーキ1台あたり3〜5円と、はるかに安く印刷することができます。

機械の価格は店舗用・業務用のほうが高くなるため、印刷する総量と機械価格、そしてフードプリンターの導入で削減可能な人件費と付加価値を鑑みて、適切な機械を選ぶことをおすすめします。

マスターマインド:2021年10月電話調査による。直径5cmに20%画像を印刷した場合のコスト。参考価格:合成色素インク200ml 6200円(税込)
SO-KEN:公式サイトの記載「A4サイズ1枚あたりインクコスト フルカラー:163円」から参照。 参照元:コンパクトフードプリンタ(http://soken-creative.com/?pid=152980289)

ケーキ印刷におすすめなフードプリンターの
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インクの方式により価格は違う

使用するインクの種類によっても印刷コストは変わります。一般的には天然色素インクの方が合成色素インクよりも高額になる傾向にあります。またインクによって賞味期限や発色などが異なってくるので、価格と性能のバランスを見ながら選ぶ必要があります。

まとめ

フードプリンターの価格事情についてまとめてご紹介しました。

家庭用の安価なフードプリンターはかなり導入しやすいのですが、耐久性や印刷コストを考えると、長い目で見て必ずしも安く済むとは限りません。特注などではなく、継続的に数多くの食品に印刷をするならば店舗向けや業務用・工場用のフードプリンターを導入する方がコストパフォーマンスに優れている点は留意しておきましょう。

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